OSを作ろう的お話 エミュレータと実機における動作の違いによるバグ死
「エミュレータと実機における動作の違いによるバグ死」
まるで何かの研究名みたいな見出しにしてみましたが、
要はエミュレータのいい加減な振る舞いのお蔭で、実機との動作の違いがあって、
今までずうっと悩み続けてきたわけさ。
具体的に言えばFDCの制御、つまりフロッピーを読む作業に関してなんだが、
エミュレータのこいつが振る舞いが適当なもんで、
エミュレータで動くくせに実機では全く動かないという、
ある意味すばらしい機能がついたOSを作ることになりそうだったのだ。
まぁそりゃ俺が悪いよ、FDCに送るコマンドいい加減だったのは謝る。
でも幾らなんでも、そこ無チェックで通しちゃうのはどうなんざんしょ。
qemu、bochsは当然として、vmwareも微妙にそんな感じだし。
ええっと今現在OS自作に取り組んでいる皆さん、まぁ川合本で勉強していれば、
こんな部分でつまづく人は居ないでしょうが、
自分でFDCのコマンドとかを勉強している人は、
このエミュレータと実機とのギャップをよ〜く考えないと痛い目に逢っちゃいまっせ。
俺みたいに…。
川合本を久しぶりに宣伝してみる。
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川合さんとはOSASKというOSを作成している方です。
今は本のメンテが中心で、OSの方には手が回らないようです。